パスポート発行手数料が安くなる！引き下げ時期・新旧料金・注意点を解説

海外旅行の計画を立てる際、意外と気になるのがパスポートの発行手数料です。

実はこのパスポート発行手数料が、2026年を目安に大きく引き下げられる予定であることをご存じでしょうか。

条件によっては、これまでより最大7,000円安くなる見込みで、これからパスポートを取得する人にとっては大きな追い風となります。

本記事では、パスポート発行手数料引き下げの概要や改定時期、注意すべきポイントを分かりやすく解説するとともに、パスポート取得後にぜひ訪れたいおすすめの海外旅行先も紹介します。

これから海外旅行を考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

パスポート発行手数料引き下げの概要と変更ポイント

今回のパスポート制度改定では、発行手数料の大幅な引き下げを中心に、パスポートの種類や取得の考え方そのものが見直されます。

ここでは、パスポート発行手数料の引き下げ額、5年用パスポートの取り扱い変更、そして改定が予定されている時期について、順に解説します。

パスポート発行手数料は現行より最大7,000円引き下げ予定

今回の制度改定で最も注目されているのが、パスポート発行手数料の引き下げです。

条件によっては、現行の手数料から最大で7,000円程度安くなる見込みとされており、これまで費用面で取得をためらっていた人にとっては大きなメリットとなります。

特に10年用パスポートを新規で取得する場合や、家族分をまとめて申請するケースでは、トータルの負担が大きく軽減される可能性があります。

海外旅行の初期費用を抑えられる点は、今後の渡航需要を後押しする要素といえるでしょう。

有効期間（対象）	現行手数料	改定後手数料（予定）
10年（18歳以上）	15,900円	9,000円
5年（12歳以上）	10,900円	4500円
5年（12歳未満）	5,900円	4500円

18歳以上の5年用パスポートは廃止へ

一方で、注意が必要なのが18歳以上を対象とした5年用パスポートの廃止です。

改定後は、18歳以上の場合、原則として10年用パスポートのみが発行対象となる予定です。

これにより、これまで「まずは5年用で様子を見たい」「短期間しか使わないから5年で十分」と考えていた人は、選択肢が限られることになります。

ただし、10年用パスポートの手数料自体が引き下げられるため、長期的に見るとコストパフォーマンスはむしろ向上すると考えられます。

改定時期は2026年7月頃を予定

パスポート発行手数料や関連制度の改定は、2026年1月に召集される通常国会で旅券法改正案が提出され、成立した場合は2026年7月頃の実施が予定されています。

そのため、改定前に申請するか、改定後を待つかによって、発行手数料や取得条件が異なる可能性がある点には注意が必要です。

特にパスポートの更新時期が近い人や、これから海外旅行を計画している人は、改定スケジュールを踏まえたうえで取得タイミングを検討することが重要になります。

パスポート発行手数料引き下げに伴い出国税は増額予定

パスポート発行手数料が引き下げられる一方で、海外へ出国する際に支払う「出国税」は増額される予定です。

そのため、パスポート取得時の初期費用は下がるものの、渡航回数によっては結果的に負担が増えるケースも考えられます。

ここでは、出国税の基本的な仕組みと、今回予定されている増額が海外旅行者にどのような影響を与えるのかを整理して解説します。

出国税（国際観光旅客税）とはどのような税金か

出国税の正式名称は「国際観光旅客税」です。

日本から海外へ出国するすべての人を対象に課される税金で、2歳未満の子どもを除き、年齢や国籍に関わらず1回の出国ごとに一定額が徴収されます。

支払いは空港で別途行うのではなく、航空券代金に上乗せされる形で請求されるため、気づかないうちに支払っている人も少なくありません。

徴収された税金は、観光資源の整備や訪日外国人の受け入れ環境の充実など、日本の観光振興に活用されています。

出国税の2,000円増額で海外旅行が多い人ほど負担に

今回の制度見直しでは、国際観光旅客税が現行の1,000円から2,000円増額され、1回の出国につき合計3,000円となる予定です。

現行	改定後（予定）
1,000円	3,000円

1回あたりの金額は大きく感じにくいものの、海外渡航の回数が多い人ほど、累積の負担は確実に増えていきます。

パスポート発行時の手数料が一度きりの費用であるのに対し、出国税は渡航のたびに発生するため、長期的にはこちらの影響の方が大きくなるケースもあり注意しておく必要があります。

なお、パスポート料金の改定と同じく、出国税の増額も2026年1月に召集される通常国会で旅券法改正案が提出され、成立した場合は2026年7月頃の実施が予定されています。

パスポートを取ったら行きたい！初めての旅行におすすめの観光地トップ3

パスポートを手に入れたら、いよいよ海外旅行の計画を立てる楽しみが広がります。

初めての旅行先としては、距離やアクセス、治安や食文化の親しみやすさなどを考慮すると、アジア圏の都市が特におすすめです。

ここでは、初めての海外旅行にぴったりの観光地トップ3を紹介します。

韓国

日本からのアクセスが良く、飛行機でわずか2〜3時間ほどで到着する韓国は、初めての海外旅行に最適です。

首都ソウルでは、ショッピングやグルメを手軽に楽しむことができ、観光スポットもコンパクトにまとまっています。

仁寺洞や明洞での散策、韓国料理の屋台体験、歴史ある宮殿の観光など、初めてでも安心して楽しめる要素が揃っています。

台湾

台湾も日本からのアクセスが良く、親日的な雰囲気と食文化の豊かさで人気の旅行先です。

台北では、夜市巡りでのグルメ体験や、九份や淡水など日帰りで行ける観光スポットも多く、初めての海外旅行でも無理なく回ることができます。

小さな街歩きやローカルフード体験など、旅行初心者でも楽しめる魅力が満載です。

香港

香港はコンパクトな都市ながら、ショッピング、グルメ、観光スポットが豊富に揃っています。

ビクトリアピークからの夜景、スターフェリーでの海上クルーズ、ディズニーランドなど家族連れにも人気のスポットがあります。

日本語の案内やサインも多く、初めての海外旅行でも安心して楽しめる都市です。

パスポート取得関連キャンペーン！今すぐの申請でもお得！

パスポート発行手数料の引き下げは魅力的ですが、渡航予定がある場合は改定を待てないケースも少なくありません。

そんな人に注目してほしいのが、旅行会社が実施している「パスポート取得費用応援キャンペーン」です。

これらのキャンペーンを活用すれば、制度改定前であっても、実質的に負担を抑えてパスポートを取得できる可能性があります。

ここでは、特に注目度の高い2社のキャンペーンを紹介します。

JTB｜パスポート取得費用応援キャンペーン（0歳～29歳）限定

JTBでは、0歳から29歳までを対象としたパスポート取得費用応援キャンペーンを実施しています。

対象年齢であれば、パスポートを新規取得・更新したうえで、JTBの対象旅行商品を申し込むことで、取得費用の一部がポイントで還元される仕組みです。

若年層や学生、初めて海外旅行に行く人にとっては、パスポート取得のハードルを下げてくれる内容となっており、「近いうちに旅行を考えている」という人には特に相性の良いキャンペーンといえるでしょう。

キャンペーン内容や適用条件や詳細については、以下のリンク先も合わせてご確認ください。

NEWT｜パスポート取得費用応援キャンペーン

旅行アプリのNEWT（ニュート）では、新たにパスポートを取得した人を対象に、海外旅行をお得に予約できる応援キャンペーンを実施しています。

新規でパスポートを取得すると、旅行総額が100,000円以上の海外ツアーを予約する際に利用できる、10,000円OFFクーポンがプレゼントされます。（年齢制限はなく、誰でも利用可能です。）

パスポート取得にかかる費用を、旅行代金の割引という形で実質的に補えるため、これからパスポートを取得して海外旅行を計画したい人にとって、活用しやすいキャンペーンといえます。

パスポート発行手数料の引き下げに関するよくある質問

パスポート発行手数料の引き下げは、多くの人にとって関心の高いニュースです。

しかし、「自分の場合はどうなるのか」と疑問に思う方も少なくありません。

ここでは、読者からよく寄せられる質問を整理し、現状と注意点を分かりやすく解説します。

まとめ

パスポート発行手数料の引き下げは、海外旅行のハードルを下げる大きな制度変更です。

特に初めてパスポートを取得する人や、家族分をまとめて申請する場合には、金額面でのメリットを実感しやすくなるでしょう。

ただし、18歳以上の5年用パスポートが廃止される点や、出国税が増額される点など、単純に「安くなる」だけではない変更も予定されています。

パスポート取得や更新のタイミングによっては、旧料金と新料金で差が出るため、最新情報を確認しながら計画的に準備を進めましょう。

お得な制度変更を上手に活用し、次の海外旅行への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。