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ベトナム南部の経済都市「ホーチミン」は、近代的な高層ビルとフランス統治時代の面影が残る建築が共存する、エネルギッシュで魅力あふれる都市です。
グルメ、ショッピング、歴史探索と、多彩な楽しみ方ができるホーチミンですが、実はその近郊にも知る人ぞ知る「穴場スポット」が点在していることをご存じでしょうか?
今回は、現地に駐在していた筆者が実際に訪れて「本当におすすめできる」と感じた、ホーチミン発の穴場観光スポット5選をご紹介します。
定番観光とは一味違う、ローカルなベトナムの魅力を探しに出かけてみませんか。
コンテンツ
ベトナム・ホーチミンってどんな街?旅行前に知っておきたい基本情報

ホーチミン市(旧サイゴン)は、ベトナム経済の中心地であり、観光・ビジネスの両面で注目される都市です。
はじめに、ホーチミンの概要に加え、日本からのアクセス方法や現地の通貨・時差といった実用的な情報を整理してご紹介します。旅行前の準備にぜひお役立てください。
ホーチミンはどんな街?歴史と魅力をわかりやすく解説
ホーチミン市は、フランス統治時代の面影を色濃く残すコロニアル建築と、近代的な高層ビルが混在するダイナミックな都市です。
旧名「サイゴン」として知られ、1975年のベトナム戦争終結までは南ベトナムの首都として栄えていました。
現在では、外国企業の進出も活発で、ビジネス拠点としても高い評価を受けています。
グエンフエ通りやドンコイ通り周辺は観光スポットが集中しており、歴史・文化・グルメを一度に楽しめる点が魅力です。
日本からホーチミンへのアクセス方法【直行便・所要時間・航空会社】
日本からホーチミンへは、複数の都市から直行便が運航されています。
東京(成田・羽田)からはベトナム航空、ANA、JALが、また大阪・名古屋・福岡からも直行便があり、平均の所要時間は約5〜6時間程度です。
ホーチミン・タンソンニャット国際空港(SGN)は市内中心部から車で約30〜40分とアクセスが良好で、出張や短期旅行にも適しています。
便数や就航先も年々拡充されており、利便性は非常に高いといえます。
ホーチミンまでのフライト情報
直行便を運行している主要航空会社:ANA、JAL、ベトナム航空、ベトジェットエア
フライト時間:約5〜6時間程度
ベトナムの言語・時差・通貨は?旅行前にチェックすべきポイント
ベトナムの公用語はベトナム語ですが、ホーチミン市内のホテルや観光地では英語がある程度通じます。
時差は日本よりマイナス2時間で、時差ボケの心配は少なく、短期滞在にも向いています。
通貨はベトナムドン(VND)が使用されており、紙幣中心の経済です。レートは変動しますが、100,000VNDが約550円〜600円程度が目安となります。
現地ではクレジットカードが利用できる場所も増えていますが、地方では現金が必要な場面もあるため、適度な両替が必要です。
ホーチミン基本情報
公用語:ベトナム語(ホーチミン中心部であれば、英語もある程度通じる)
時差:日本よりマイナス2時間
通貨:ベトナムドン(VND)
元駐在員おすすめ!ホーチミンから行ける穴場観光スポット5選
ホーチミン市は都市観光だけでなく、少し郊外へ足を延ばすことで、より多様なベトナムの魅力に出会えます。
元駐在員として現地に滞在していた筆者が、実際に訪れて「日本人観光客にはまだあまり知られていないが行く価値がある」と感じたスポットを5つご紹介します。
カオダイ教総本山(タイニン省)

カオダイ教はベトナム発祥の新興宗教で、仏教・キリスト教・儒教などを融合した独自の信仰体系を持っています。
その総本山があるのが、ホーチミンから車で約2時間のタイニン省。
色鮮やかで独特な外観の寺院は、訪れる人を圧倒します。
見学可能な礼拝儀式(特に正午)では、信者が一糸乱れぬ動きで祈りを捧げる様子を見ることができ、宗教的文化の多様性を肌で感じられます。
公共交通機関でのアクセスは難しいため、現地ツアーの利用して訪れるのがおすすめです。
バーデン山(タイニン省)

バーデン山(ベトナム語で「ヌイバーデン」)は、タイニン省にある標高986mの山で、「南部の屋根」とも称されます。
山頂へは登山道のほか、近年整備されたケーブルカーを使えば手軽にアクセス可能です。
山中には仏教寺院が点在しており、宗教的聖地としても知られています。晴れた日には絶景が広がり、地元の人々にも人気の避暑スポットです。
先に紹介した、カオダイ教総本山とは車で15分程度の場所に位置しているため、あわせて訪れるのがおすすめです。
ブンタウ(バリア・ブンタウ省)

ブンタウは、ホーチミン市から車で約2.5時間、または高速船で約2時間で行ける港町で、南部を代表するビーチリゾートの一つです。
海水浴やシーフード料理が楽しめるほか、キリスト像がそびえる山からの絶景も魅力。
欧米の植民地時代の名残を感じる建築も多く、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごせます。
週末にはベトナム人観光客で賑わいますが、平日であれば比較的静かでリラックスした滞在が可能です。
ムイネー(ビントゥアン省)

ムイネーはホーチミンから車で約4〜5時間の距離にある海辺の町で、白い砂丘・赤い砂丘といった珍しい自然景観が広がるエリアです。
サンドボードやジープツアーが人気で、ちょっとしたアクティビティ体験も楽しめます。
また漁村としての一面も持ち、ローカルな市場や素朴な海岸線の風景も魅力的です。
静かで開放的な環境は、長期滞在型のリゾートにも向いています。早朝発での1泊2日旅行がちょうど良いスケジュール感です。
ツアーを利用して訪れるほか、ホーチミン市内からは南北横断鉄道を利用してアクセスするのも風情があっておすすめです。
スイティエン公園(ホーチミン市)

ホーチミン市内にあるスイティエン公園は、ベトナム文化や神話をテーマにしたユニークな大型テーマパークです。
園内には仏教モチーフの彫刻やハリー・ポッター風のお化け屋敷、ワニ釣り池、プールなど、多彩な施設が並びます。
特に子ども連れの旅行者にとっては、現地文化に触れながら遊べる貴重なレジャースポットです。
佐藤健寿さんが書いた、「奇界遺産」の表紙になった場所としても、知られています。
市内中心部からタクシーで30~40分とアクセスも良好で、気軽に非日常を楽しめる穴場的存在です。また、最近開通したばかりのメトロを利用してアクセスすることもできます。
まとめ
ホーチミンから少し足を延ばせば、まだまだ日本人観光客の少ない魅力的な穴場スポットがたくさんあります。
今回ご紹介した5つのスポットは、いずれも実際に現地で生活していたからこそわかる、現地目線のおすすめばかりです。
賑やかな市内観光だけでなく、自然や宗教、地方の文化に触れることで、ベトナム旅行がより深く、思い出深いものになるはずです。
次回ホーチミンを訪れる際は、ぜひ一歩踏み出して、いつもとは違ったベトナム旅行をお楽しみください。