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旅行業界は、専門用語が非常に多い業界です。
「FIT」「GDS」「PNR」「ランドオペレーター」など、業界経験がなければ一見何のことかわからない略語や言い回しが日常的に飛び交います。
これらの用語を正しく理解しておくことは、就職・転職活動においても大きな強みになります。
この記事では、旅行代理店での勤務経験をもとに、旅行業界で頻出する専門用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。
これから業界を目指す方はもちろん、内定後の予習としても活用できる内容です。
コンテンツ
基本業務に関する用語15選

旅行会社の業務は「企画・販売・手配・添乗」など多岐にわたります。
中でも最初に押さえておきたいのが、日常的に登場する基本業務に関する用語です。
ここでは、旅行業界の土台となる15の基本用語をご紹介します。
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アウトバウンド
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日本から海外へ旅行に行くことを指す業界用語。逆に、外国人が日本へ来る旅行は「インバウンド」と呼ばれる。
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インセンティブ旅行
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企業が成績優秀な社員や取引先への報奨として提供する旅行。団体旅行が多く、旅行会社の法人営業にとって大きな収益源。
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インバウンド
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訪日外国人旅行のこと。観光庁が力を入れている分野で、訪日客向けのツアーや観光案内、外国語対応が求められる。
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オプショナルツアー
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基本の旅行商品とは別に、現地で追加料金を払って参加できる観光やアクティビティのこと。
例:現地観光、ショー鑑賞、グルメ体験など。
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ギブアウェイ
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ツアー参加者に配布される、日程表やクーポン券、チケット、パンフレットなどをまとめた一式の資料セットのこと。
旅行開始前に配布されることが多く、旅行中に必要な情報や書類が整理されているため、参加者にとって重要なアイテムとなる。
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GIT(ジーアイティー)
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「Group Inclusive Tour」 の略で、団体向けの旅行商品。
社員旅行などの団体客を対象としたツアー形式で、添乗員が同行することも多い。
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FIT(エフアイティー)
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「Free Independent Traveler」 の略で、個人旅行者を対象とした手配旅行。
旅程や宿泊先を自由に選べる点が特徴。
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OTA(オー・ティー・エー)
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「Online Travel Agent」の略。インターネット上で旅行商品を販売する会社のこと。
例:楽天トラベル、じゃらん、Booking.com など。
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MICE(マイス)
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企業会議(Meeting)、報奨旅行(Incentive)、国際会議(Convention)、展示会(Exhibition)の頭文字を取ったビジネスイベントの総称。団体旅行や大型イベントの手配に関係する。
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受注型企画旅行
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団体客の要望に応じて、旅行会社がオリジナルで旅行を企画・実施する形式。企業研修旅行や修学旅行などに多く見られる。
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募集型企画旅行
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旅行会社があらかじめ旅行の行程を企画し、パンフレットやWebサイトなどで広く一般の参加者を募集するパッケージ旅行のこと。
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手配旅行
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旅行会社が、顧客の要望に応じて個別に交通機関・宿泊施設などを手配する旅行。自由旅行やビジネス出張向けの旅行形態。
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ランドオペレーター
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現地で旅行手配を行う専門会社。ホテル、送迎、観光ガイドなどを現地でまとめてアレンジするパートナー。
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旅行業務取扱管理者
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旅行業法に基づき、旅行会社に配置が義務付けられている国家資格者。旅行契約の適正な取り扱いや顧客対応を監督する。
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確定書面
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旅行契約が成立した後、旅行会社が顧客に対して提供する正式な旅行内容の最終書類。日程・費用・宿泊先などが記載されている。
予約・手配関連の用語15選

旅行会社の業務の中心には、航空券やホテル、オプショナルツアーなどの予約・手配があります。
この過程では、社内外で多くの略語や専門表現が用いられ、正確な理解が求められます。
「アサイン」「オーバーブッキング」「リコンファーム」など、予約関連で頻出する15の用語を解説します。
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アサイン
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ホテルや航空機などの座席・部屋番号などを、顧客に割り当てる(指定する)こと。チェックイン時や事前に行われる。
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オールインクルーシブ
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宿泊料金に食事・ドリンク・アクティビティなどがすべて含まれているプランのこと。リゾート地に多く、追加費用の心配がない。
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オーバーブッキング
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施設や座席の予約受け入れ数が、実際の収容可能数を超えてしまう状態。ホテル・航空業界では一定のキャンセルを見越して意図的に起こる場合もある。
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エアオン
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「エアオンリー(Air Only)」の略。航空券のみを旅行会社が手配・販売する商品で、宿泊やツアーは含まない。
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NC(エヌシー)
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「Name Change(ネームチェンジ)」の略で、予約済みの顧客名を変更することを指す業界用語。
航空券や宿泊手配などで、顧客の名前に誤りがあった場合や参加者の変更が生じた際に必要となる。
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FNL(ファイナル)
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「ファイナル・ネーム・リスト」の略。最終確定した参加者氏名のリストで、航空券・宿泊手配などの正式な手続き時に必要。
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DUPE(デュープ)
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「Duplicate(重複)」の略。同じ内容の予約がシステム上で二重に入っている状態を指し、管理上のトラブルの原因になる。
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プライオリティー
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優先順位・優先対応のこと。航空会社の上級会員やビジネスクラス利用者などが優先的にチェックインや搭乗できる仕組み。
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バウチャー
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旅行会社が発行するサービス提供を保証する書面(引換証)。宿泊・食事・観光などの予約証明として施設に提示する。
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ブッキング
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ホテル・航空券・ツアーなどの予約全般を指す基本用語。旅行業界では日常的に使われる。
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ホテオン
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「ホテルオンリー(Hotel Only)」の略。ホテル宿泊のみを単体で手配・販売する商品。パッケージツアーではなく、宿泊単体の需要に対応。
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リコンファーム
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出発前に再度予約を確認・再確認する手続き。以前は国際線で必要だったが、近年は不要な航空会社が多い。
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ノーショー
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予約済みにもかかわらず、連絡なしで現れない顧客。航空会社やホテルではキャンセル料の対象になる場合も。
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ダブルブッキング
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同一の顧客や部屋に対して、複数の予約が重複して入ってしまう状態。業務ミスやシステムエラーで起きることがある。
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手仕舞い(てじまい)
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予約受付や販売を締め切ること。満室・満席などにより、追加の予約受付を終了する際に使う業界用語。
航空業務関連の用語15選

航空会社とのやりとりは、旅行業界の中でも特に専門用語が多い領域です。
航空券の発券、予約変更、座席クラスの違いなど、覚えておくべきキーワードが多数存在します。
ここでは、「PNR」「GDS」「コードシェア」など、航空業務に欠かせない15の用語を初心者にもわかりやすく解説します。
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2レター
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航空会社を識別する2文字のアルファベットコード。
国際航空運送協会(IATA)が定めており、例:NH(全日空)、JL(日本航空)など。
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3レター
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空港を識別する3文字のアルファベットコード。
国際航空運送協会(IATA)が定めており、例:NRT(成田)、HND(羽田)、LAX(ロサンゼルス)など。
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Cクラス
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ビジネスクラスの略称。航空会社の座席クラスで、Yクラス(エコノミー)より上位。
快適な座席と上質なサービスが特徴。
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Eチケット
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電子航空券(Electronic Ticket)の略。
紙の航空券に代わって、予約情報がデータで管理される仕組み。現在は世界的に主流。
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FSC(エフエスシー)
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「Full Service Carrier(フルサービスキャリア)」の略。
航空運賃に機内食、受託手荷物、座席指定、マイレージサービスなどを含む、従来型の航空会社のこと。
サービスの充実度が高く、快適性や利便性を重視した運航スタイルが特徴。
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GDS(ジー・ディー・エス)
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「Global Distribution System(グローバル・ディストリビューション・システム)」の略。
世界中の航空会社、ホテル、レンタカーなどの予約情報を一括で検索・予約できる国際的な予約システムです。
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LCC(エルシーシー)
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「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の略。
機内サービスや座席指定、受託手荷物などを有料にすることで、運賃を格安に抑えている航空会社のことです。
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PNR(ピーエヌアール)
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「Passenger Name Record(旅客氏名記録)」の略。
航空会社が保有する旅客の予約および搭乗手続きに関する情報のこと。氏名・搭乗便・旅程・座席番号・特別対応(例:食事リクエストや車椅子の有無)などが一元管理されている。
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Yクラス
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エコノミークラスの略称。航空機の座席クラスの中で最も一般的なカテゴリ。
多くの予約システムでも「Y」はエコノミー運賃の代表記号として扱われる。
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コードシェア
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複数の航空会社が1つの便を共同運航すること。1つの飛行機に対して複数の便名が付与され、乗客にとっては選択肢が広がる。
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スケチェン
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「スケジュールチェンジ(Schedule Change)」の略。
航空会社がフライトの時間・便名・経由地などを変更すること。出発日が近づくと影響が大きいため要注意。
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チャイルドミール
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子ども向けに用意される機内食。機内食の事前リクエスト時に選べることが多く、味や量が子ども向けに調整されている。
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バシネット
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機内に設置される乳児用の簡易ベッド。主に国際線の一部座席に設置され、事前予約が必要。0~2歳程度の赤ちゃん向け。
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フラキャン
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「フライトキャンセル(Flight Cancel)」の略。
悪天候や機材故障などで航空便が欠航になることを指す。
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リファンド
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支払済みの料金の払い戻し(Refund)。航空券やツアーのキャンセルに伴う返金処理のこと。
返金の可否や手数料は運賃規則により異なる。
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まとめ
旅行業界の専門用語は、一見むずかしく感じるかもしれませんが、実際の業務や面接で非常に役立つ知識です。
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