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近年、日本でも副業が一般的になりつつあり、ある調査ではすでに働く人の約10%が副業を始めているというデータもあります。
特に旅行業界では、新型コロナウイルスの影響で収入が減少したことをきっかけに、副業をスタートする人が急増しました。
そこで本記事では、旅行業界で培ったスキルを活かして取り組める副業の種類や、どのくらいの収入が見込めるのかを詳しく解説します。
すでに旅行業界で働いている方はもちろん、これから旅行業界への就職・転職を考えている方にとっても、「どんなスキルが身につき、副業につなげられるのか?」を知るきっかけになるはずです。ぜひ参考にしてください。
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スキルを活かして稼ぐ!旅行関連の副業6選

旅行業界での経験やスキルを活かしながら、副業として収入を得る方法は多岐にわたります。
本記事では、特に人気のある6つの副業について詳しく解説します。
文章で稼ぐ:WEB記事の作成
文字単価:1.0円〜2.0円
平均収入:2,000円~
旅行業界の知識を活かしてWEB記事を執筆することで、副収入を得ることが可能です。
旅行ブログや観光地のレビュー、ホテル・航空会社の比較記事など、多様なテーマで記事を作成できます。特に、クラウドソーシングサイトを活用すれば、ライティング案件を手軽に見つけられるため、初心者でも始めやすいのが特徴です。
しかし、初心者の場合は文字単価が低く、収益を得るのが難しいのが実情です。私も副業ライターとして活動を始めた当初は、2時間かけて執筆しても500円程度の収入しか得られないことが多々ありました。
ただし、実績を積み重ねることで単価を上げることは可能です。ライターとして安定した収益を得るためには、2〜3年ほどの長期的な視点で取り組むことをおすすめします。
報酬は1文字あたり◯円、または1記事あたり〇〇〇円と設定されることが一般的で、時間単位での計算はほとんどありません。
そのため、知識を増やし、短時間で質の高い記事を作成できるようになれば、時給換算でも効率よく稼ぐことが可能になります。
【メリット】
- 在宅で作業できるため、時間や場所に縛られない
- 旅行業界の経験や知識を活かしやすい
- 記事の品質が高ければ高単価案件の獲得も可能
【デメリット】
- ライバルが多く、安定した収入を得るまで時間がかかる
- 高品質な記事を執筆するにはリサーチ力と文章力が必要
- クライアントの要望に沿った記事作成が求められるため、自由度は低い
映像・デザインで稼ぐ:動画作成・バナー作成
動画1本(5分程度):3,000円〜5,000円
バナー作成:2,000円~5,000円
旅行関連の動画やバナーを作成する仕事も、副業として人気があります。
近年、YouTubeやSNSにおける旅行動画の需要が高まっており、企業や個人ブロガー向けに編集スキルを提供することで収益を得ることが可能です。クラウドソーシングサイトなどを活用すれば、多くの案件を見つけることができるため、初心者でも挑戦しやすい分野といえます。
動画やバナー制作の案件では、基本的に発注者が素材を提供してくれるため、自分で撮影に行く必要がなく、時間の融通が利きやすいのも魅力の一つです。
ただし、ライティングと同様に時間単位での報酬ではなく、作品単位での契約が一般的なため、経験が少ないうちは「労力に見合わない」と感じることもあるでしょう。特に動画編集では、5分程度の映像でも4〜5時間の作業が必要になることも珍しくありません。
しかし、スキルを磨き作業効率を上げることで、高単価な案件を獲得できるようになり、安定した収益につなげることも可能です。
【メリット】
- クリエイティブな作業が好きな人に向いている
- 動画編集やデザインスキルを高めることで高単価案件を狙える
- 需要が増えており、案件数が豊富
【デメリット】
- 専門的なスキルやソフトの習得が必要
- 高品質な制作には時間がかかる
- 案件ごとにクライアントの要望が異なり、柔軟な対応が求められる
撮影スキルで稼ぐ:写真販売
1枚:100円〜200円
旅行中に撮影した写真を販売することで、副収入を得る方法もあります。
ストックフォトサイトに登録し、自分が撮影した旅行写真をアップロードすることで、ダウンロードされるたびに報酬を受け取る仕組みです。撮影機材さえあれば始められ、初期投資が不要な点から気軽に挑戦できる副業として人気があります。
しかし、1枚あたりの報酬単価は低く、継続的にダウンロードされなければ安定した収益を得るのは難しいのが現実です。筆者自身も挑戦しましたが、2年間でダウンロードされたのは10枚ほどで、収益はわずか1,000円程度にとどまりました。
とはいえ、需要の高いテーマやクオリティの高い写真を継続的に投稿すれば、ダウンロード数を増やし、収益を伸ばすことも可能です。戦略的に取り組むことで、より大きな副収入につなげていきましょう。
【メリット】
- 旅行好きなら楽しみながら収入を得られる
- 一度アップロードすれば、継続的な収益が期待できる
- カメラやスマートフォンがあれば手軽に始められる
【デメリット】
- 高品質な写真でないと購入されにくい
- 収益が発生するまで時間がかかる
- 競争が激しく、多くの写真をアップロードする必要がある
サポート業務で稼ぐ:カスタマーサポート・事務作業
時給:1,100円〜1,500円
旅行業界の経験を活かし、カスタマーサポートや事務作業の副業に挑戦することも可能です。
主な業務には、オンラインでの顧客対応、予約管理、問い合わせ対応などがあり、特に小規模な旅行会社やスタートアップ企業では、副業(業務委託)として求人を募集しているケースが多く見られます。
近年では、リモート勤務可能な求人も増えており、自宅で働ける環境が整いつつあります。
こうした職種の多くは時給制のため、一定の勤務時間を確保できれば安定した収入を得やすいのが魅力です。
しかし、カスタマーサポートや事務作業は日中の決まった時間帯に働く必要があるケースが多く、時間の融通が利きにくい点がデメリットとなることもあります。
副業として取り組む際は、自身のライフスタイルやスケジュールと照らし合わせ、無理のない範囲で選ぶことが大切です。
【メリット】
- 旅行業界の知識を活かしやすい
- クリエイティブなスキルがなくても始めやすい
- 一定の収入が見込める
【デメリット】
- 時間の拘束が発生することがある
- クレーム対応などストレスを感じる場面がある
- 給与が比較的低めの案件が多い(一般的なアルバイトと同額程度)
知識・経験を活かして稼ぐ:コンサルティング
時給:10,000円〜30,000円
旅行業界での豊富な経験を活かし、コンサルティング業務として副業をすることも可能です。
私自身もこの分野での副業経験が多く、旅行業界への新規参入を目指す企業に対して、業界動向の説明や手配・予約システムの設計支援などの案件に携わってきました。
コンサルティング業務は企業を対象とするため、報酬が高く設定される傾向があり、時給換算で1万円を超えるケースも珍しくありません。
報酬が高い一方で、専門的な知識や高度なプレゼンテーション能力が求められるため、業界で一定の経験を積んでから挑戦することをおすすめします。
【メリット】
- 高単価案件を獲得できる可能性がある
- 経験を活かして、独自のサービスを提供できる
- 旅行業界の人脈を活かせる
【デメリット】
- 実績や専門性が求められるため、初心者にはハードルが高い
- クライアントのニーズに応じた柔軟な対応が必要
- 安定的に案件が獲得できるわけではない(スポットコンサルが多い)
旅行関連の副業が見つかるおすすめのプラットフォーム
旅行業界の経験を活かせる副業の種類がわかったところで、次に「どのように副業を見つけるか」について解説します。
初めて副業を始める場合は、人材紹介会社が運営するオンラインサービスを活用するのがおすすめです。
これらのサービスを利用すれば、副業に関する人脈がなくても、働き手を求めている企業や個人とスムーズに出会うことができます。
クラウドワークス(CrowdWorks) / ランサーズ(Lancers)
クラウドワークスやランサーズは、クラウドソーシングサイトと呼ばれるオンライン完結型の仕事仲介サービスです。
ライティング、バナー作成、動画編集など、多彩な案件が揃っており、初心者でも気軽に副業を始めやすいのが特徴です。運営会社は異なるものの、提供されているサービス内容は非常に似ており、どちらも多くの副業希望者に利用されています。
登録自体は無料ですが、報酬から一定の手数料が差し引かれる点には注意が必要です。
「副業を始めてみたい!」と思ったら、まずはこれらのサービスに登録し、自分に合った案件を探してみることをおすすめします。
ビザスク

ビザスクは、専門知識や業界経験を持つ個人と、知見を求める企業をつなぐ、日本最大級のスポットコンサルティングサービスです。専門家として登録することで、自身の知識を活かし、企業の課題解決をサポートできます。
主なサービスとして、1時間程度のインタビュー形式でアドバイスを提供する「スポットコンサル」があり、旅行業界をはじめ、金融、IT、製造、小売など幅広い分野に対応しています。自身の専門分野を活かして活躍できる点が大きな魅力です。
案件の検索や応募は、ユーザー登録後に専用のプラットフォーム上で行えます。さらに、対応はオンラインで完結するため、全国どこからでも参加でき、柔軟に働ける環境が整っています。
専門的な知見が求められる分、1回の相談で数千円から数万円の報酬が得られるため、高単価な副業としても人気を集めています。
lotsful

lotsful(ロッツフル)は、副業・フリーランス向けのプロジェクトマッチングサービスで、専門スキルを持つ個人と、即戦力を求める企業をつなぐプラットフォームです。
主にマーケティング、広報、事業開発、クリエイティブなどの分野に強みを持ち、スキルを活かして企業の成長を支援する機会を提供しています。旅行業界に特化しているわけではありませんが、知識を活かせる案件は多いです。
利用者は自身の経験やスキルを活かせるプロジェクトに応募し、企業とマッチングが成立すれば、業務委託契約の形でプロジェクトに参画できます。単発ではなく、3カ月以上の継続案件が多いため、安定的に副収入を得られる点も特徴の一つです。
業務はリモート対応が基本となっており、場所や時間に縛られずに働けるため、本業と両立しやすい点も魅力です。案件の報酬は比較的高めに設定されており、専門性の高い業務では月額数十万円の収入を得ることも可能です。
私自身もlotsfulを利用した経験がありますが、特に担当者の手厚いサポートが魅力的でした。企業との間でトラブルが発生した際には、間に入って解決をサポートしてくれるため、安心してプロジェクトに取り組むことができます。
HiPro Direct(ハイプロダイレクト)
HiPro Direct(ハイプロダイレクト)は、パーソルキャリアが運営するプロフェッショナル人材向けの副業・フリーランス向けマッチングサービスです。
高度な専門スキルを持つ個人と、即戦力を求める企業を直接つなぐプラットフォームとして、幅広い業界・職種の案件を提供しています。
特に、コンサルティング、マーケティング、経営戦略、IT・DX推進、人事・財務などの分野に特化しており、経験豊富なプロフェッショナルが活躍できる場を提供しています。
地方企業の案件も多く、大企業で培った知見を中小企業の成長に活かすことができるのも特徴の一つです。地元への貢献や地方創生に関わりたいと考えている人にとっても、魅力的なプラットフォームといえます。
また、企業との契約は業務委託形式が中心で、週数時間のスポット案件から長期プロジェクトまで、多様な働き方が可能です。報酬水準も比較的高く、専門性の高い業務では月額数十万円以上の収入を得ることもできます。
Wantedly(ウォンテッドリー)
Wantedly(ウォンテッドリー)は、企業と個人をつなぐビジネスSNS型の採用・仕事探しプラットフォームです。
従来の求人サイトとは異なり、「共感」や「価値観の一致」を重視したマッチングを特徴としており、給与や待遇ではなく、企業のビジョンやミッションに共感した人が集まる仕組みになっています。
Wantedlyでは、企業が自社のカルチャーや事業内容を発信し、求職者が気軽にエントリーできる「話を聞きに行く」ボタンを設置。従来の履歴書や職務経歴書ではなく、プロフィールページを通じて自分の価値観やスキルをアピールできるため、より自然な形で企業とのつながりを築くことが可能です。
また、Wantedlyは正社員採用だけでなく、副業やフリーランス案件のマッチングにも対応しており、特にスタートアップやベンチャー企業を中心に、多様な働き方の選択肢を提供しています。
「副業として新しいチャレンジをしてみたい」「価値観の合う企業と出会いたい」と考えている方にとって、Wantedlyは理想的なプラットフォームです。興味があれば、まずは登録して企業の情報をチェックしてみることをおすすめします。
まとめ
旅行業界の経験を活かせる副業には、ライティング、動画制作、写真販売、カスタマーサポート、コンサルティングなど、多彩な選択肢があります。
案件を探す際は、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトに加え、ビザスクやHiPro Directなどの専門プラットフォームを活用するのがおすすめです。複数のサービスを併用することで、より多くのチャンスを得ることができます。
ただし、副業で安定した収入を得るには時間がかかるため、継続的な努力と実績の積み重ねが重要です。本業と両立しながらスキルを磨くことで、新たなキャリアの可能性も広がります。
旅行業界で培った知識や経験を活かし、副業を単なる収入源ではなく、キャリアアップの手段としても活用していきましょう。