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2026年版の「世界のパスポートランキング」が、英国のコンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)から発表されました。
日本のパスポートはビザなし渡航可能国数で世界第2位を維持しており、世界でも屈指の利便性を誇ることが改めて示されています。
一方で、実際に海外へ出かける日本人は年々減少傾向にあり、利便性の高さと現実の行動にギャップがあるのも事実です。
この記事では、ランキングの仕組みや上位国の特徴を丁寧に解説するとともに、「日本のパスポートは強いのに活用されていない理由」まで、データと背景を踏まえて分かりやすく紹介します。
ヘンリー・アンド・パートナーズの「世界のパスポートランキング」とは?

世界のパスポートランキングは、各国のパスポートがどれだけ自由に海外へ行けるかを比較した指標です。
ここでは、ランキングの調査方法や結果のポイントをわかりやすく紹介します。
全ランキングを確認したい方は、公式サイトもあわせてご覧ください。
調査の概要をわかりやすく解説
ヘンリー・アンド・パートナーズの世界のパスポートランキングは、各国のパスポートで「ビザなしで渡航できる国」を基準に順位を付けたものです。
ランキングは199カ国を対象に集計されており、対象となる渡航先は合計227カ国・地域にのぼります。
つまり、どれだけ多くの国へビザなしで行けるかをランキング形式でまとめたものが、この調査の基本的な仕組みです。
| ランキング対象国数 | 199カ国 |
|---|---|
| ビザなし渡航可能国数 | 227カ国 |
世界最強のパスポート1位〜3位を解説
ランキングの上位には、国際的な信用力や外交関係の強さが高い国が並びます。
特に上位3位は、ビザなし渡航の範囲が広いだけでなく、治安の安定性や経済力なども背景にあるのが特徴です。
ここでは、1位から3位までの国の特徴を順番に見ていきます。
1位:シンガポール|ビザなし渡航可能国数:192カ国

2026年のランキングで1位に輝いたのはシンガポールです。
ビザなし渡航可能国数は192カ国で、世界で最も自由に移動できるパスポートと言えます。
シンガポールは小国ながら金融や貿易の拠点として国際的な信用が高く、各国との外交関係も良好です。
そのため、短期の観光やビジネス目的であれば、ほとんどの国にビザなしで渡航できる点が大きな強みです。
なお、2025年は193カ国だったため、2026年は1カ国減少しています。
2位:日本・韓国|ビザなし渡航可能国数:188カ国

2位には日本と韓国が並び、ビザなし渡航可能国数は188か国です。
日本のパスポートは、世界的に見ても非常に高い信頼を得ており、観光だけでなくビジネス目的でも利用しやすいのが強みです。
韓国も同様に、経済力や外交関係の安定性が評価され、短期の渡航において多くの国でビザ免除の恩恵を受けています。
特に日本は治安の良さや法制度の整備なども背景にあり、海外からの評価が高いことがパスポートの強さにつながっています。
なお、2025年は190カ国だったため、2026年は2カ国減少しています。
3位:ヨーロッパ諸国がランクイン|ビザなし渡航可能国数:186カ国

3位には、複数のヨーロッパ諸国がランクインし、ビザなし渡航可能国数は186か国です。
ヨーロッパはEU加盟国同士の移動が自由であることに加え、歴史的に国際関係が密接であるため、パスポートの強さが比較的高い傾向があります。
また、EUや欧州評議会など多国間の枠組みによって外交関係が強化されていることも影響しており、結果として短期渡航の際にビザを求められにくい国が多いのが特徴です。
ランキング3位
- デンマーク
- ルクセンブルク
- スペイン
- スゥエーデン
- スイス
最も旅行がしにくい国はどこ?ワースト5を解説
世界のパスポートランキングでは、上位だけでなく「旅行がしにくい国」も明確に示されています。
ワースト5にランクインした国は、政治情勢や治安の不安定さ、外交関係の制約などにより、ビザなしで渡航できる国の数が非常に限られています。
特に、ワースト上位には中東や周辺地域の国が多く含まれており、紛争や内戦、治安悪化が長期化していることが背景にあります。
具体的には、以下の通りです。
| ランキング | 国 | ビザなし渡航可能国数 |
|---|---|---|
| ワースト:1位 | アフガニスタン | 24カ国 |
| ワースト:2位 | シリア | 26カ国 |
| ワースト:3位 | イラク | 29カ国 |
| ワースト:4位 | パキスタン イエメン | 31カ国 |
| ワースト:5位 | ソマリア | 33カ国 |
日本のパスポートは世界トップクラスの利便性|それでも活用率が低い理由とは

世界的に見ても日本のパスポートは強く、ビザなしで渡航できる国が多いのが大きな特徴です。
しかし、利便性が高いにもかかわらず、実際に海外へ出かける日本人は減少傾向にあります。
ここでは、ランキングの上位に位置する日本のパスポートが、なぜ十分に活用されていないのか、その背景を見ていきましょう。
海外へ出かける日本人は減少傾向

日本の海外渡航者数は、2019年の約2,008万人から2024年の約1,300万人へと減少しており、約35%の落ち込みとなっています。
コロナ禍以降、海外旅行の需要が完全に戻っていないことが数字からも読み取れます。
また、渡航者数の減少は単に旅行の回数が減っただけでなく、海外出張や留学などの目的でも抑制が続いていることを示しており、パスポートの活用が以前ほど活発ではない現状がうかがえます。
| 2019年 | 2024年 |
|---|---|
| 20,080,669人 | 13,007,282人 |
円安・物価高など外的要因が影響
海外旅行の需要が戻らない背景には、円安や物価高などの外的要因が大きく影響しています。
円安が進むと、現地での支出が増えるため旅行費用が割高になりやすく、旅行先の選択肢が狭まります。
また、航空券やホテル代、食費などが高騰している現状では、同じ予算でも満足度の高い旅行がしにくくなり、結果として海外旅行のハードルが上がってしまっています。
若者の海外旅行離れも深刻
若者の海外旅行離れも、渡航者数減少の大きな要因の一つです。
SNSの普及により、海外に行かなくても情報や体験を得られるようになったことや、仕事や学業の忙しさ、将来への不安などが影響しています。
また、若い世代は「旅行よりも国内での体験や消費を重視する」といった価値観の変化もあり、結果として海外旅行が優先されにくい傾向が強まっています。
パスポートの発行手数料が安くなる嬉しいニュースもあり
一方で、2026年7月以降にパスポートの発行手数料が最大で7,000円引き下げられる予定で、海外渡航を後押しする動きが出ています。
費用が下がることで、パスポートを新たに取得するハードルが下がり、海外旅行や出張の選択肢が広がる可能性があります。
詳細については関連記事もあわせて確認し、最新の制度変更に備えておくと安心です。
まとめ
2026年版のパスポートランキングでは、日本は韓国と並んで世界2位を維持し、ビザなし渡航の利便性は依然として高いことが確認できました。
一方で、海外へ出かける日本人は減少傾向が続いており、円安や物価高といった外的要因や、若者の価値観の変化が影響していることも見えてきます。
それでも、2026年7月以降にパスポート発行手数料が最大で7,000円引き下げられる予定など、海外渡航を後押しする動きも出ています。
今後は、利便性の高いパスポートを「持っているだけで終わらせず」、実際に活用していくことが大切です。
ぜひこの機会に、海外へ出かける選択肢を増やしていきましょう。